確定申告の時期がやってくると、自力で申告書を作成し提出するか、税理士に依頼するか悩む方も多いと思います。
今回は、確定申告を自力で行う方法や準備、税理士に依頼するメリットについて解説します。

確定申告を自力で行うには？

まず初めに、確定申告を自力で行うことは可能です。
しかし、自力で確定申告を行う場合には必要な書類の確保や記入、提出や納税まですべて自力で行わなければなりません。
具体的には以下の手順に従って進めていきます。

収入の把握

まず初めに自身の収入を把握しましょう。
収入の金額によって納税が不要になる場合や税率が変化するため、取引先との納入書や帳簿、源泉徴収票などを元に自身の収入を把握しましょう。
なお、サラリーマンなどの労働者の方が行う副業で、ごく少額の収入であれば、そもそも確定申告自体を行う必要がない場合などもあります。

控除・特例の把握

次に控除や特例を把握しましょう。
控除や特例は納税額を減額する効果があり、様々なものが存在します。
誰でも利用できる基礎控除や扶養家族がいる場合に利用できる扶養控除、損失を控除する繰越控除など様々な控除や特例があります。
自身で確定申告を行う場合は、利用可能な控除や特例を自分で探して、申告する必要があります。

必要書類の確保

確定申告を行う際には、収入や控除・特例を適用させる根拠となる書類の提出が求められることがあります。
確定申告を行う際にはこれらの書類が必要となりますので、あらかじめ準備しておきましょう。

申告書への記入

すべての準備が完了したら、確定申告書に記入していきましょう。
申告書は税務署や郵送で受け取る方法が代表的ですが、e-taxを利用した電子申請サービスも存在します。
自分に最適な申請法を選択しましょう。

申告書と添付書類の提出

最後に申告書が完成したら、税務署へと提出しましょう。
e-taxの場合は自宅からデータを送信すれば完了です。
どちらの申請方法でも提出期限をすぎると追徴課税が行われるおそれがあるため、必ず期限内に提出しましょう。

確定申告を税理士に依頼するメリット

前述の通り、確定申告にかかわる様々な準備や申告、記載漏れなどがあった際の税務署等との対応などすべてを一人で出来る場合は自力でも確定申告が可能です。
しかしながら、様々な知識や手間・時間を要することから、税理士に確定申告を依頼することには大きなメリットが存在します。
具体的には申請の手間が省けたり、最適な特例や控除の提案をしてもらえる・税務署との対応を税理士に一任できるなど様々なメリットが存在し、税理士に依頼するメリットは大いにあるといえます。

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